顔面にあらわれる多汗症

局所性多汗症の中でも顔面多汗症は人目が気になるため、思い悩んでいる人も多いといわれています。何もしていなくても顔面に大量の汗をかくので、特に女性が顔面多汗症を患った場合には化粧もままならなくなるため、その悩みも非常に深刻なものになりがちです。

局所性の多汗症はメンタル的なものが原因として考えられることの多い多汗症ですが、顔面多汗症もその例に漏れず、糖尿病や甲状腺の病気が原因となるケースを除いて、多くがメンタル的な面を原因として発症すると考えられています。

そのため、汗が気になれば気になるほどさらに汗が出てしまうという悪循環が起こることも少なくありません。

顔面多汗症の治療の場合は、手のひらなどの局所性の多汗症の場合に行われるような手術による治療の成功率が高いとはいえないため、心療内科や精神科での治療が重要視されます。急に汗をかくようになった場合は、まず糖尿病などの病気が隠されていないか受診し、そのような病気でなかったら心療内科などで受診するのがよいでしょう。

また最近では、有効な治療方法のひとつとして、ボトックス注射にも注目が集まっています。ボツリヌス菌から抽出したたんぱく質の一種ですが、神経を麻痺させる効果があるので、多汗症の汗をかくという交感神経に作用します。

ただし、ポトックス注射の効果は永久的ではないので、数ヶ月ごとに継続して行わなければなりませんが、汗が出ないことによる安心感や精神的なストレスがなくなるなど、メンタル面に影響して一度で直ってしまう場合もあります。

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