局所性の多汗症の中で、頭部や顔といった首から上に汗が出る症状を「頭汗(ずかん)」と呼んでいます。
頭汗の場合は局所性の多汗症のケースで多くみられるように、精神的なストレスがその原因となっていると考えられています。夏はもちろんですが、冬でも暖房の効いた中にいるときは頭部に流れるほどの大量の汗をかいたり、緊張しているときや人前に出たときなどに顔に大量の汗をかいてしまいます。
局所性の多汗症の中でも頭部や顔に汗をかく多汗症の場合は、他の箇所と違って隠すことができません。また、頭部の場合はフケが出やすくなったり、髪の毛が濡れて外見的にも不潔な印象を与えかねないため、人に見られることが余計にストレスとなり、さらに状態が悪化することも多いといわれています。
頭部の多汗症は手のひらに現れる多汗症などと比べて症例が少ないため、未だ十分な治療法が確立されているとはいい難い面があります。手術による治療法もありますが、完治する率は80パーセント程度といわれ、やはり手のひらや足の裏の多汗症と比べ低くなっています。
頭部の毛穴の汚れが落ちずに詰まってしまった場合はそこから発汗することができなくなり、その分顔から汗が出るようになりますので、常に頭皮を清潔に保つことを心がけたいです。
最近では薬を塗る治療もありますが、現在のところ、毎日の丁寧なシャンプーや頭部のマッサージがもっとも手軽にできる対処方法だといえるでしょう。また、頭皮を清潔に保つことで症状がすこし改善されることもあるようです。
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