多汗症で大量に汗をかくことを予防する方法としてよく行われるものに、塩化アルミニウムを塗るという方法があります。
塩化アルミニウムは確かに「制汗作用」はありますが、もともとは実験用に製造されたものなので、使用の際には十分な注意が必要です。そんなことから扱っている薬局も少なかったのですが、最近では薬局でも置いているところが多くなっているようです。
塩化アルミニウムは、精製水で薄めて使用します。濃度は、最初は10パーセントから始め、様子を見ながら20パーセントまで高めながら使用し、自分にはどの程度の濃度が合っているのかを見極める必要があります。
塩化アルミニウムは手のひらの多汗症の治療によく使われますが、薄めたものを脇の下や顔などに塗ることも可能です。また、主に夜寝る前に塗り、朝起きたら洗い流すという方法で使用します。これをしばらく続けると、人によっては汗が出るのを1週間程度予防することができるようになります。
手のひらは比較的皮膚が厚いので問題ないですが、脇の下などに塗る場合で肌が痛んでいるときは使用しないほうが良いでしょう。また、塩化アルミニウムを塗って少しヒリヒリする程度なら良いのですが、湿疹ができたり赤くなったりした場合は、すぐに使用を中止しましょう。
塩化アルミニウムは多汗症を根本的に治療できるというわけではなく、あくまで汗が出るのを予防できるだけなので、使用を止めるとまた大量に汗をかくようになってしまいます。ただ、塩化アルミニウムの使用で汗を予防できるという安心感は大きく、精神性の多汗症の治療には効果が高いという報告もあります。
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