足の多汗症の治療に効果のある手術方法として、腰部交感神経切除術というのがあります。
腰部交感神経切除術は、足の裏の汗に関係する指令を出す腰部交感神経を電気メスで切除するという治療方法です。
交感切除手術は、手のひらの多汗症を治療するのにも選択される方法で、どちらも交感神経を切除するという治療方法ですが、手のひらの多汗症の治療で行われる胸部交感神経切除術と比べて、非常に難易度が高いことで知られています。
それは、手術する箇所が体の奥深い場所にあり、近くには大動脈などの血管が通っていてその血管の枝が多くあるからだといい、ちょっとした手術中の不手際によって、下半身へ与える影響の大きさが懸念されるからです。男性の場合は、腰部交感神経切除術によって射精障害が起こったケースも報告されています。
また、腰部交換神経ブロックという治療方法もあります。これは、足の裏の汗に関係する指令を出す腰椎の交感神経にブロック針を刺し、アルコールなど液体を注入することによって交感神経の働きを抑えるというものです。
手のひらの多汗症のブロック治療に比べると難易度は低く、その効果には個人差はありますが5年程度継続するといわれています。ただ、腰部交感神経切除術と同様に、交感神経を遮断することによって射精障害が起こる可能性もあるようです。
いずれにしても成功すれば足の多汗症に大変効果的ですが、本当に足の多汗症治療にこの手術が必要であるかを十分に検討し、その上で腰部交感神経切除術を選択する場合には信頼できる医師を選ぶことが大切です。
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